キスの国イギリス② コワイ結婚式
・ ・・・・という訳で!??全く関係無く!??ハロウィーンよりコワイ、「キスの国イギリス」②
私は子供の頃から絶対に結婚はしないぞ!と思っていた。誓っていたとさえ言える位に。結婚するずっと前、四柱推命で「貴女は結婚しても絶対に離婚します」といわれても、そしてそれが100%当ってしまい、離婚したとしても、結婚式とは本当に思い出深いものであり、式の当日は複雑怪奇なハロウィーン・パーティーみたいな思いも有るが、感慨深い、感激するものである。
特に、クリスマスの僅か5日前、急に結婚する事となり、急遽、イギリスのお母さん、お父さんとも言える、彼の叔父さん、叔母さん宅を式の後のレセプションとして使わせてもらう事になり、ヴィッカー(牧師さん)が、仏教徒の私を受け入れて下さり、イギリスの村Sawbridgeworthの古~い教会で、厳かな結婚式をする事になり、何もかも急ごしらえの所、結婚相手の従妹とその娘さんが私のブライドスメイドを努めて下さり、青いきれいなドレスをお揃いでつくってくださり、叔父さん・叔母さんがケイタリングの手配やウェディング・ケーキの手配までして下さった。ウエディング・ケーキは、ナントそのイギリスのお母さんの手作り。
私はロマンティックな教会で式を挙げたいとか思っていなかったのだが、行きがかり上あげる事となり、世の女性が夢に描くような、おとぎの国に入ったような村&教会であげる式。感慨もひとしお・・・・・・と行きたい所だが、式が終わって、レセプションに出る私の唇はひどく腫れて赤くなっていた。かなり痛くて、口を利くのも嫌だった。
何故かと言うと・・・・・・イギリスの村では、昔からの週間で、花嫁にキスをしてもらうと、幸運が訪れる、というので、結婚式の花嫁に出席者はキスをしてもらうものなのだ。
しかし、私の結婚式は内々だけの小さな式。友人知人もかなり最小限で、あとは親しい家族のみ。・・・・・それなのに、なにっ!この人数は・・・・・!
キスをしてもらいに、ずら~っと並んだ人たち100人以上。
クリスマス前でもう既にお祭り気分になっている村の人たち、合唱をしてくれた村の子供達も皆並んでいたのだ。
ヨーロッパで、特にイギリスで正式な結婚式をして花嫁になるには、こういう思いもよらない義務も伴うのだ。
並んだ列の長さを見ただけでかなりゾっとしたのだが、皆私を祝福しに、このクリスマス前で忙しい所、駆けつけてくれたのだ。彼等の希望を壊す事は出来ない。
・・・・と腹をくくってキスをしました。全員と~!
村の人たちや子供達は、当然頬のキスで大満足してくれる。まだ有り難い。
・・・というのは、感極まったイギリスの家族の人たちは、とっても繋がりが深い家族なので、感極まると口にキスをする。それも、日本の皆さんが想像するような、「チュッ」と軽いキスではなく、かなり「ブチュッ」と。かなりディープに近いような人もいる。同姓も異性もへったくれもありゃ~しない。本能的に、女性とこういうことをするのはかなり拒否反応が出るが、それを顔に出せば、彼等の夢を壊す事になる。感極まって泣きながらキスしてくれる人もいるのだから、と、内心かなりガマンガマン。
全員のキスが終わった頃には、普段は薄い私の唇は、たらこ唇と化していた。
今でもイギリスの村の教会へ行ったりしたら、心なしか唇が痛くなってしまう。
・・・・と、コワ~イ結婚式はここでは終わらなかった。
レセプションの席で、お酒好きだが酒乱気味の義理母が、かわいいかわいい息子の式でフクザツな心境だったのだろうが、末の義理の弟夫婦以外は、彼女の息子達や私は熱心なカトリック信者では無いのだが、その事で、「私とDavidとAmanda以外はカトリック信者じゃ~、ない!みんな死んだら地獄に落ちるのよ~!」と、ディナーの最中に大声で叫んで倒れてしまった。騒ぎの後、皆直ぐに帰ってしまった。
後に残ったのは、物凄い量の食器とワインのボトルと、紙吹雪の山。
皆よっぱらってどっかへ行ってしまい、どっかへ行きそびれたウエディングドレス姿の私とタキシードを来た元夫が(その時は夫でした)、その山のような紙吹雪を掃除機をかけて吸い込み、食器を洗い、後片付けをするハメになってしまった。
甘い初夜もへったくれも有ったもんじゃ~、無かったけど、今となっては笑い話で良い思い出となっています。(チャンチャン)
いっその事、結婚式はハロウィーンの衣装でやったら良かったかしら~?
でもそんなん着たら、ヴィッカー(牧師さん)に、教会入場拒否されていたかもネ・・・・。(ヒッヒッヒッ~。不気味~!)


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